梅雨入り前の最後の晴れ間になりそうな、気持ちの良いお天気に恵まれた1日でした。
さて今日は遺品整理について考察したいと思います。
遺品整理という四字熟語が世に出てきたのはかれこれ15年程前になり、またしきりにメディアが報道なので取り上げ出したのが約10年前になります。
あれから10年。
遺品整理という四字熟語が、社会経済システムに組み込まれ、認識はされつつも、未だに遺品整理という出来事が何なのかわからないまま、事を進めざるを得ない状況があるので、もう一度遺品整理について考えて行きたいと思います。
遺品整理=お片付けとなります。
お片付けとは整理整頓する事です。整理整頓=片付けて捨てる事になります。もう一度書き直します。
遺品整理=片付けて捨てる事になります。
弊社では改めて、この原理を理解して遺品整理作業に努めるようにしています。
私達のような遺品整理業者が現れる以前は、主にゴミ屋さんがメインに請け負っていました。
遺品整理業者の台頭により、その潜在的需要を掘り起こし、現在では一代ビジネスにまで発展を遂げている業界にまで育った事は間違えありません。
しかしその中身に目を向けてみるとどうでしょうか?
家を片付けるだけだと考えれば、誰でも真似できる、非常に参入障壁が低い業界である事も事実です。
確かに片付けるだけなので、誰にでもできる事でしょう。しかし物事にはセンスと、人それぞれの物差しがあります。
まずセンスの問題ですが、例えば歌手。
もともと生まれながらに音感に恵まれない人に、歌手になりなさいと言ったところで、どんなにお金をかけ良い音楽教育を受けようとも、生まれながらに持ち合わせている絶対音感の人間にはかないません。
それと同じように片付けるにも、生まれながらに持ち合わせているセンスが影響してきます。
遺品整理の現場では、キレイに片付ける。遺品を整理しながら片付ける事が、とても大切になります。
センスがある人は、キレイに片付ける事ができますが、はたまたセンスが無い人はキレイに片付ける事が出来ません。
遺品整理が済み、お客様にお部屋を最終確認して頂くのですが、お客様が目にする光景は、遺品整理作業が済んだキレイになったお部屋の状態であり、どのように片付けが行われていたかは知る事が出来ません。
建築物と同じで、完成してしまえば後はわかりません。どんなに手抜き工事をしようとも建物が完成してしまえば、悪い部分は隠されてしまいます。
建物こそどのように建設されているかが大事になるので、施工事の検査が行われるわけです。
遺品整理の現場においても同じです。
弊社では、片付け方に拘りをもち、丁寧な仕分け作業に自身を持って作業にあたっています。
一度きりの大切な遺品整理。じっくり、しっかりと行うようにしたいところです。
これから遺品整理をご検討のお客様は、こころ家までご相談下さい。スタッフ一同、こころよりお問い合わせお待ち申し上げます。
株式会社こころ家 代表取締役 山本健